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受け継がれる仕事への情熱-先輩後輩のような父と娘の物語。

Updated: Aug 6

愛奈さん(子)秀雄さん(父)のエピソード


途上国で育った幼少期。特殊な環境の中で見てきた父の仕事姿

JICAの家畜改良プロジェクトのメンバーとして仕事をしていた父親の都合で、幼少期からマダガスカル・ボリビア・インドネシアなど、様々な国で過ごした愛奈さん。子煩悩なお父さんは職場にも頻繁に連れて行ってくれたと言います。特に印象的だったのは、牛の人工授精センター!職場で牛と触れ合い、父の仕事を間近に見ながら過ごした幼少期。「今思えば特殊な環境だけど、当時はそれが普通のことだと思っていた」と懐かしそうに語ってくれました。

             こんな浦島太郎のような幼少期を過ごしていたなんて!


日本人が少ない異国の地で、一番頼れるのは家族の存在、家族とは強い絆で結ばれていましたが、やはり中学生になると愛奈さんにも反抗期が訪れます。親に対してうっとうしさを感じていたそうです。

しかし、中学3年生で日本に帰国後、少しずつ愛奈さんの気持ちに変化が訪れます。高校生になった愛奈さん・母・妹の3人を残し、父はまた仕事の都合で、単身海外に渡りました。これまで大きな存在だった父がいなくなったことで、愛奈さんは自分がしっかりしなければ…という気持ちが芽生え始めたそうです。そして、高校から始めた空手の影響もあり、家族に対する感謝の気持ちが生まれ、気づけば反抗心は消え去っていきました。


父との距離が遠ざかった思春期。その距離を埋めるような二人旅。

大学に入学し、一人暮らしを始めた愛奈さんでしたが、卒業旅行はなんと、父娘の二人で2週間、マダガスカルに行ったそうです。マダガスカルは愛奈さんが育った思い出の土地。これまで家族の中で思い出話が出ることもあったけれど、遠い記憶になっていた、懐かしい国です。そんな思い出の地に、昔の写真を抱え旅立った父娘。高校から長いこと離れて暮らしていた愛奈さんは、何を話していいのか分からず、最初は戸惑っていたといいますが、そんな愛奈さんの気持ちを知ってか知らずか、旅行中常に機嫌よく饒舌で話し続けていたお父さん(笑)「父は話し好きだから…」愛奈さんはそう言っていましたが、お父さんなりの気遣いや照れ隠しだったかもしれません。長いこと離れて暮らしていた娘と二人で、思い出の土地を訪ねる旅は、お父さんにとっても何よりもの宝物になったのではないでしょうか。


仕事に向き合う姿勢、プロ意識、父から学んだ多くのこと。

大学卒業後、愛奈さんが選んだ就職先は製薬会社でした。製薬事業を通じて途上国を支援したい、という気持ちが勤務先を選ぶ決め手となりました。母は看護師、そして途上国支援に力を注ぐ父の姿を見て育った愛奈さんらしい決断です。

そして今も、仕事で悩むことがあると、お父さんに相談することが多いといいます。ある時、お父さんの単身赴任先であるニカラグアに一人で行ったことがあると言います。卒業旅行以来の父娘二人の時間、お父さんは愛奈さんの仕事の分析を始め、「ロジックツリーを書いてみろ」と…(笑)ニカラグアで父娘二人、ロジックツリーを書くとは、何とも濃い時間ですが、仕事のこと、娘のこと、常に全力で向き合うお父さんらしいやり方かもしれません。その後、やりがいを持って前向きに仕事に取り組んでいる愛奈さんですが、仕事に向き合う姿勢やプロ意識は、お父さんから大きな影響を受けたそうです。


『ディスカバーズ見守る』を通じた親子のつながり

現在、70歳を過ぎてもなお、半官半民のプロジェクトに参画し、海外を飛び回っているお父さん。健康管理には人一倍気を付けていると言います。そんな中、父娘で使ってくれているのが『ディスカバーズ見守る』。日頃から、食事や運動など気にかけているものの、なかなかそのモチベーションを保ち続けるのは難しい。そんな時、父娘で歩数通知を連携したり、日々の何気ない様子を共有したりすることで、楽しみながら健康を維持することに繋がっているようです。

冨永秀雄さん(父)

職業は獣医師ですが独立行政法人国際協力機構(JICA)の専門家として途上国の畜産開発を通して人作りに携わってきました。2015年に株式会社熱帯畜産コンサルタントを設立し、途上国の小中規模の畜産・農業の生産性改善と生計向上を目標とし、仲間たちと貧困削減に知恵を絞っています。趣味は合気道。また孫たちと沢山遊んでくれるおじいちゃんです。 https://www.tl-consultant.jp/ 白井(冨永)愛奈さん(娘)

幼い頃から海外で生活していた影響で日本の部活に強い憧れがあり、高校時代は空手道、大学時代はホッケーに没頭する毎日。大学卒業後は大日本住友製薬株式会社に入社し営業(MR)、中国子会社担当、ブランドマネジメントの仕事に携わる。本年7月にマサチューセッツ州立大のオンラインMBAを卒業。仕事のほかにikumadoや母親アップデートコミュニティのコミュニティ運営にも関わっている。

子供は3人(1歳で突然死、4歳、1歳) 今回お話を伺いながら、改めてお父さんとの思い出を振り返っていた愛奈さん。幼少期からお父さんの仕事姿を間近に見て育ち、その姿勢やプロ意識はしっかりと愛奈さんに受け継がれているようです。親子でありながら、仕事の先輩後輩のような間柄はとても素敵だと感じました。この親子のつながりがこれからも続きますように。


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